下痢

Diarrhea

下痢とは

下痢とは「便の水分が多い状態」です!ほんと、あたり前体操ですね。

便には水分が多く含まれており、腸が健康な状態で排出されるバナナ状の便でも、70%以上の水分が含まれています。

水分量が80%以上を泥状便、90%以上になると水様便となります。

このように、液状に近い泥状便と水様便を短時間に頻発する状態を下痢といいます。

下痢の原因

下痢の原因は、ストレスや暴飲暴食、消化不良、食あたり、食物アレルギーなどなど、いろいろです。
日頃から下痢の人、急に下痢になった人・・で原因も対処も変わってきますね。

下痢の症状

下痢の中でも、下記のような症状の場合は詳細な検査が必要な場合があります。
いまでも時々ニュースになる出血性大腸菌のO-157、若い人は知らないだろう赤痢… 怖い下痢は多いのです。

  • 高熱やひどい腹痛を伴う下痢
  • 血液が混じる下痢
  • 症状が悪化し、改善しない
  • 下痢以外に吐き気や嘔吐がある

下痢の検査方法

下痢の検査方法には問診、触診などの普通の診察と、レントゲンや内視鏡、超音波、腹部CTなどの画像検査があります。

何ヶ月にもわたるような下痢や、あまりにもひどい下痢、炎症性や、出血を伴う場合は丁寧に調べる必要がでてきます。

下痢の治療法

急性で起こる下痢の場合、細菌感染やウイルスによる胃腸炎が原因で起こることが多いため、整腸剤を使って治療します。

慢性的な下痢の場合には、大腸内視鏡検査などの各種検査を行い、原因を特定し、適切な治療を行います。
一時話題になっていましたが以前の総理が苦労された潰瘍性大腸炎や、クローン病などの炎症性腸疾患。
結核やキャンピロバクターなどは、長期にわたって患者さんを苦しめることがあります。
大腸がんも下痢の原因になることがあります。
これらの治療は、いずれも全く異なるので、原因を突き止めて適切な治療が必要です。

当クリニックでは、大きな病院との連携をしながら、必要な検査を提供してまいります。